みなさんこんにちは。午年1月もあと3日で終わりですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて今年もメルマガ未来をよりおもしろい内容になるように努めてまいります。
今月号よりこれまでの「こばれ話」を、テーマ別シリーズ「深読み」と題して掲載致します。
特に今年は日本語教育支援に関する活動を広げる意味からも、初回は中国で日本語
教師を経験された会員さんからの投稿を3回シリーズでご紹介させていただきます。
どうか最後までお付き合いのほどお願い申し上げます。

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【1月の活動】
●豊中市市民活動情報サロン主催 新年交流会1月9日(木)に参加

豊中市を中心に活動する団体がPRする機会であり、他の団体との交流を図る新年会
ありました。我がNPO未来は理事上田とニローズの2名が参加し、私たちNPOの活動を
パネルを使って紹介しました。参加して感じたことは、いろいろな活動をしている団体が
あっても、なかなか知り合う機会が少ない中、このような交流会はお互いを知りPRできる
いい機会でした。これから同じ活動分野での団体と連携できることと思います。

参加団体(敬称略)
NPO法人ラブとよネット/NPO法人ユニバーサル推進協会/地球おはなし村/
NPO法人高齢者法務支援ネット/とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ/
リサイクル工房・竹炭塾/NPO法人国際交流団体未来

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【お知らせ】

●「Skypeでマンツーマンコミュニケーション」が広がりはじめました。
看板活動の日本語教育支援 「Skypeでマンツーマンコミュニケーション」にドイツ人希望者
と新規サポーターが増えました。兵庫県在住の会員さんの紹介で、ドイツ ブレーメン市
在住の男性エンジニアと昨年末よりSkypeでの会話がスタートしました。時差が8時間で
たいへんですが熱心に日本語会話をしています。また新規サポーターさんも登録いただ
きました。今後この活動を一般の人に向けてPRするため、実際にSkypeで会話している
ところをデモンストレーションして広げて行きたいと思っています。

●ボランティアスタッフ募集
国際交流団体未来は新年度に向けイベント活動や広報のためにも、ボランティアスタッ
フを募集しています。イベント活動は一ヶ月に一回程度、あとは広報活動として
メルマガ編集やホームページの更新などをお手伝いしていただくスタッフです。国際交流
が大好きな方、日本語教育に関心のある方は是非一緒に参加してみませんか。
興味のある方はご連絡ください。 メール info@mi-rai.org 携帯080-1508-1919上田まで。

●兵庫県豊岡市青年会議所 国際関係委員会主催 「国際交流について考える会」
豊岡市青年会議所活動の一環で、次世代の担い手である豊岡市内の高校生と一般社
会人を対象に、3月16日(日)13:00~16:00市内のホテルで外国人との交流会、
懇親会が開催されます。交流会では共通の課題で議論を行い、ひとつの答えを導き出すことで、
異なる文化や価値観についての理解を深め、尊重する大切さを学び、国際感覚を醸成す
る目的で開催されます。
私たち国際交流団体未来からもスタッフが同行し、数名の日本語ができる外国人と参加
する予定です。つきましては当日参加できる日本語のできる外国人の方を募集しています。
なお豊岡までの交通・日当は当方NPOと主催者が負担致します。
 
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【投稿 深読み】

「日本語教師体験談~江蘇大学~」(シリーズ1/3回)

私は2011年8月~2012年7月まで江蘇大学外国語学院の日本語科での日本語教師
として授業を通じて、構内の寄宿寮での生活を通じて、多くの学生らと民間交流をして
きた。帰国後の今も、その学生達との交流は続いており、今後も続けていきたいと思っ
ている。 江蘇大学での日々は、毎日欠かさずに「すみお君日記」に書き、日記集として
大切に保管してある。今回、NPO未来の正会員として、その日記集から相応しい内容を、
日記からほぼそのまま転載していきたいと思う。 テーマは私自身が肌で感じた①中国の
学生②日本と中国との文化の違い等についての内容について特に触れていきたいと思う。
今回(シリーズ1)は、中国・江蘇大学の学生からじかに聞いた結婚観や恋愛について触
れてみたい。日本と中国の大学生との結婚観、恋愛に対する考え方が、相当違っている
ことを今も肌で感じています。読んで頂けたら幸いです。
                              正会員1号
                              加藤澄夫

中国の大学生の結婚観や恋愛について(すみお君日記から、ほぼそのまま転載)

・「中学、高校時代は勉強が忙しいので、親・教師から、恋愛は絶対にだめと厳しく
言われてきた。また、自分もそう思って勉強を頑張ってきた。大学生になると時間
ができるので、恋愛は出来る(ただし、15年前は大学生の恋愛も法律で禁止されて
いた時代があったと聞く)。恋愛をする長所と短所を親から聞いて、恋愛したい憧れ
を持ち、また戸惑う学生。大学生になったのだから親から恋愛は自由だと言われてい
る学生と大学生になっても恋するなと恋を禁止されている学生、でも両者に共通して
言えることは、どんなことがあっても勉強をおろそかにしては絶対にダメだと思うとい
うこと。自分にはその自信がないから、また怖いから大学生である今も恋はしたくない・・・、
恋は時間の無駄である・・・」個人差は勿論あるけど、特に勉強に悪い影響を及ぼす
恋愛は絶対にしないと言う学生が多かった。

・「結婚は大学を卒業して就職した後に、親の紹介する人とのお見合いの中から、
将来の伴侶を決めるのが普通です。自分も大学で恋する人が出来たらいいが、出来
ないと思うのでそういう結婚になると思っている。」との意見も聞いた。2年生なので丁度
20歳の年齢です。1に両親の言葉に従いたい、2に勉強が大事、3にお金のかかる恋愛
はすべきでない、4に自立してから両親も賛同する恋愛=結婚をする。これが、私が接
した大学生の恋愛感かな。ここの大学生は、超エリートではないけど、かなり優秀な大
学生です。平均的な中国の大学生の結婚像と言おうと思えば言えるかも。

・○○さんの妹(10歳以上離れている)は、小学3年だけど、山を越えて通学するには
1時間半程歩かねばならない不便な環境にあるので、学校内に寄宿舎があると。そして
部屋は24人部屋で、高学年になると12人部屋、中学だと6人部屋での生活になるとか。
人口が多いから、大勢での部屋にしないと暮らせないんですと。高校の時に、男友達と
一緒にランチを食べようと一緒に座っていたら、学校の先生が監視していて「一緒に食
べる程、仲が良いんですか?禁止ですから、離れなさいと言われ、親まで報告がいって、
親に注意されたことがあります。大学のここでも、時々父から電話がかかってきて、
恋は禁止だから男友達と食事に行ってはいけません。」と、今でも厳しく言われるから厭
になるんですよと語っていました。私は見合いも厭だから、結婚しないと思うと真剣に語
っていました。

・○○さんが、2年2組の綺麗な彼女(名前知らないし、綺麗というのも噂で聞いた位、
幾人か該当しそうな女子学生いるが、どの学生か未だに分からず)に、思い切って
「好きです。付き合ってください」と、数か月前に告白した。でも、はっきり厭ですと断わら
れました。失恋しました。彼女に好きな人がいるのか、僕のことが好きでないのか、
親から恋しては絶対にいけないと言われているのか、僕には分かりません、謎です。
辛かったけど、仕方ないです。忘れるしかないんです。と笑って言ってました。

・○○さんは高校時代のクラスメート(南京大学の3年)と、3週間に1度の割合で鎮江で
会っていて、将来は結婚する予定ですと顔を赤らめて語ってくれました。親は遠く
に行くな結婚しても絶対に傍にいろといつも口癖の様に言っています。彼女も結婚を
する際に最も大事なことは、両親の傍から遠く離れない結婚をすることですと熱く語って
いました。

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発行元 NPO法人国際交流団体未来 URL:http://mi-rai.org
事務局住所:〒665-0805 兵庫県宝塚市雲雀丘3-13-6
E-mail:info@mi-rai.org   管理者 上田 一彦
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