皆さんこんにちは。NPO法人国際交流団体未来のメルマガです。
週末にかけての春雨で桜も散ってしましましたが、花見を満喫されましたでしょうか。
そんなこんな桜の名所を外国人観光客が日本の風情を知ろうと押し寄せるニュースを聞くたび
昨今の日本ブームがどうして起こっているのか知りたいと思うのですが。ある報道によれば
外国人観光客で、東京で一番見てみたい所は、渋谷スクランブル交差点ということでした。
旅行情報のウェブサイトの影響力は大きいとの報道でしたが、いずれにせよ日本人が感じなくて
外国人が感じる魅力はそこここにあるのかもしれません。
今回もエッセイリレー第4回目を掲載しております。当NPOが活動としているオンラインでの
日本語学習者であるドイツ人との交流のエッセイを掲載しております。最後までお付き合いを
お願い致します。
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【4月・5月のおもな活動】
国際交流広場ワイワイガヤガヤ おもろいゼミシリーズのご案内
場所:大阪府豊中市蛍池 カフェココカラ「Cocokara」
豊中市の特定非営利活動法人「ラブとよネット」さん運営のカフェで会場提供と広報支援の
ご協力をいただいております。
国際交流広場ワイワイガヤガヤ専用のFacebookページを作成しています。おもろいゼミの
内容やイベント案内を掲載していますので、皆さまの「いいね!」及びシェアーをいただ
きPRして行きたいと考えています。以下からクリックを!
https://www.facebook.com/hotaru.cocokara?ref=hl

おもろいゼミ第1回「海外日本語教師とは何をする?」
海外での日本語はどのぐらい需要があるのか。また海外で日本語を教えるとはどんな意義
があり、どのような魅力があるのかを当NPOの代表上田が紹介するゼミです。お茶を飲み
ながら気軽に聞いていただく内容です。参加費は無料ですのでふるってご参加ください。

 ●「国際交流イベント」
ネパール教育シンポジウム&チャリティコンサート(ネパールのトップ楽団「クトゥンバ」)
ネパールの学校建設、ケアハウス建設を進めているNGO「アジア友好ネットワーク」の
代表石丸さんが民族楽団KUTUMBA(クトゥンバ)を招聘することになりました。とよなか国際
交流センター、NPO法人国際交流の会とよなか、NPO法人国際交流団体未来の主催です。
開催日:2015年5月16日(土)13:30~16:00
第一部:リレートーク「すべての子どもたちに教育を」
第二部:クトゥンバ・チャリティーコンサート
開催場所:とよなか男女参画推進センター「すてっぷ」参加費:無料
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【エッセイリレー第4回】         兵庫県川西市在住会員 川嵜由起美様より投稿
「ヘニングとの出会い」

私が、ヘニングと会ったのは、彼が5歳位の時だった。ドイツ人の幼い彼には、初めて見る
日本人に恥ずかしそうに、興味深そうに、チラチラと私を見ていた。それが、今や、エンジニア
として働きながら、大学院で修士号を取るべく学んでいる立派な青年になった。

月日の流れはなんと早いものだろう。彼の母親であるレナーテとは、スイスで行われたワーク
ショップで出会った。28年も前のことだ。その後ドイツに行く話をすると、快く「だったら、
うちに遊びにいらっしゃいよ」と言ってくれた。まだ、メールも携帯電話も無い時代、彼女が書
いてくれた住所を頼りに向かい、10日くらい滞在させてもらった。ヨーロッパにいた頃、
こうしてあちこちで出会った人の自宅に行き、そして、どこの家でも、いつも“House
for you”と言ってもらった。自分の家だと思って居ていいよ、また、いつ来てもいいよ、
の意味だ。日本人には、なかなか持ってない感覚だが、陸続きのヨーロッパ人の多くが、心から
そう言ってくれているように感じたし、遠慮しない方が自然だった。彼女の家に居る間に、
二、三日旅行に行くと言って、当時は、まだ東ドイツだったベルリンに行き、東西ドイツ分断
の悲哀を見てきた。「郷に入れば郷に従え」の通り、遠慮ない、好きにさせてもらった滞在だっ
たと思う。
月日は流れ、私が帰国してから10年経って、レナーテの夫が、仕事で日本に来ると言う手紙
が来た。もちろん、会いましょう! 仕事なので、自宅に泊まってもらうことはできなかったが、
久々の再会を喜んだ。それからまた6年後に、大学生になったヘニングが、日本に来るので、
うちに泊めてくれないかとの手紙がレナーテから来た。もちろん!OK! 友達と一緒に、大きな
リュックを抱えてやってきて、三日ほど滞在して、次の宿泊先に向かっていった。その時は、
英語でしか会話できなかったのに、その後、彼は日本語の勉強を始め、今から3年前にきたメール
には、働いているが、休暇に、また来日するという英文の最後に、「では、また」と、ひらがなで
書いてあった。
その二度目の彼の来宅で、NPO法人国際交流団体未来の上田理事長との出会いをセッティング
することとなった。正直、その時は軽い気持ちで、一緒に食事したら盛り上がるかもという程度
だったが、ヘニングの帰国後、海外で日本語教師をした経験を持つ上田氏が、スカイプを使って
彼の日本語習得の先生となり、それで上達したようだ。今春の来日では、日本語での会話がかなり
できるようになったことが私を驚かせた。「袖振り合うも多生の縁」というと、多少大げさかも
しれないが、まさしく、どんなご縁で、どこにどうつながっているのか、不思議に思う。国際交流
という言葉は、政治や政府のする遠い話ではなく、こうした身近な出会いからでも広がっていくも
のなのだろう。

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【お知らせ】
【ボランティア、サポーター募集】
外国人との交流が大好きな人でNPOで国際交流ボランティア活動に興味のある方を募集して
おります。京阪神、北摂にお住まいの方で「国際交流広場ワイワイガヤガヤ」をお手伝いして
いただける方大歓迎です。また日本語教師に興味がある方で外国人に日本語を教えて見たい方も
募集しています。是非お問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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NPO法人国際交流団体未来
管理者 理事長 上田 一彦
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